潰瘍性大腸炎とは
潰瘍性大腸炎は原因不明の炎症性腸疾患と呼ばれています。
潰瘍性大腸炎は、大腸に慢性的に炎症が生じ、潰瘍ができるものです。潰瘍性大腸炎の代表的な症状としては、血便や、粘膜便、下痢や腹痛などが上げられます。
この潰瘍性大腸炎を安保先生の自律神経免疫療法からみてみます。
潰瘍性大腸炎の原因はまだ不明とされていますが、発症時に強いストレスがかかわっていることが多いということです。
10代の子供が受験のストレスで発症するといったケースもたくさんあるそうです。
ストレスでは交感神経の緊張状態が白血球の顆粒球を増加させ大腸粘膜が破壊されると考えられています。
そういうところからみてみるとまず治療の第一歩は交感神経の緊張状態を生み出している原因を取り除くことが根本になります。
どんなストレス下におかれているのかを認識し、そのストレスから脱却をすることを考えなければならないということです。
潰瘍性大腸炎は下痢の症状が起こりますが、これは粘膜破壊に対して、身体が副交感反射を起こし、消化管の動きを促して回復させようとした結果です。
副交感反射によって痛みの物質が出るために痛みを伴います。
ですからこうした現象を身体の治癒反応として正しく認識することが大切になります。
大概治療薬として処方される消炎鎮痛剤は、交感神経を刺激することで下痢や痛みを止めますが、同時に顆粒球を増やしてしまい、身体の治癒反応をそがいしてしまいます。
目に見える症状を抑える対症療法で、本当の治療にはなりません。
反対に消炎鎮痛剤を飲み続けると、病気の原因である顆粒球を増加させることによりますます悪化するという悪循環に見舞われます。
急性の痛み以外に使わないくらいの慎重さが必要になります。
薬も賢く使っていかないと逆に身体を壊していく元になりますので、何のためにその薬を使うのかを使う本人がよく知っておくことが大切ですね。