過敏性腸症候群【胃腸の病気】
過敏性腸症候群は、けいれん性腸症候群ともけいれん性結腸症ともいいます。
下痢や便秘などの便通異常とか腹痛があっても、この症状と結びつくような大腸の病変が特別に見当たらない場合は過敏性腸症候群と診断されます。
最近特に増えている胃腸病の一つで、その原因としてあげられるのがさまざまなストレスです。
この病気はトイレに行く回数が多いのも特徴です。
朝起きてすぐトイレ、1〜2時間後にまたトイレ、朝食後にトイレというぐあいですね。
トイレに行ってもすっきりしなくて、1〜2時間後にまた便意がおこるというような症状があるのが特徴です。
便通時に、うさぎのような便のようにころころした便がでたりします。
下痢をするときは、固い便、柔らかい便、また粘液をともなった下痢便がどっと出たりします。
その時に強い腹痛とか疝痛が伴うことがあります。
ストレスが原因になっていることは十分考えられ、特に胃腸はその人の精神状態や精神作用とダイレクトにかかわりを持ちます。
大概、こういった症状がでてくると、その症状を軽くするために薬を飲み始めて、そのまま長期に渡って飲み続けるうちに悪循環をつくってしまいます。
ですから最初は決して薬だけに頼るのでなく、自分の生活習慣や食生活の改善に努めることが最も大切なことになります。