乳酸菌とは

乳酸菌は、腸に生息している腸内細菌のうち、善玉菌の代表です。

乳酸菌は、自然界に広く分布しており、動物の腸管などにも多く住み着いています。


乳糖やブドウ糖などの炭水化物を発酵させて増殖し、多量の乳酸をつくる細菌で、この乳酸菌の発酵過程で食品の風味とか保存性が良くなり、古くから世界各地では、その地域の、風土にあった発酵食品に利用されています。


乳酸菌の健康効果は、20世紀初頭、ロシアの生理学者メチニコフがヨーグルトを日常的に食べているブルガリア地方の人々が長命であることに注目をしたところから知られるようになりました。


乳酸菌の整腸作用は昔からよく知られていますが、研究が進むにつれて、腸の健康と全身の健康とのかかわりが明らかになり、今、新にプロバイオティクスとしての乳酸菌の期待が集まっています。


といっても乳酸菌のすべてがプロバイオティクスではありません。

乳酸菌は属、種、株と分けられ、人間にたとえらると、乳酸菌は哺乳類という大きなグループを指し、属はヒト科やネコ科、種は人間の中でも黄色人種や白色人種の違い、株は個人に当てはまります。


人間の中にはオリンピック選手もいれば、天才学者もいるように、乳酸菌も菌株によって能力が全く違ってしまうようです。


普通の乳酸菌は、腸に届く前に胃酸や胆汁にやられてほとんどが死んでしまいます。

プロバイオティクスとして注目をされているのが生きたまま大腸へ達し、それぞれの持ち味を発揮する優等生乳酸菌です。


乳酸菌パワーについては次回に

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