胃がんについて
胃がんは日本人に一番多いがんです。
胃がんは早期の胃がんと進行性の胃がんに分けられます。
進行の胃がんになると、転移をおこしやすく、その予後は非常に悪くなります。
胃の壁は、表面側から粘膜層、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜の5層になっています。
粘膜層から、粘膜下層までのものは、その広さに関係なく早期の胃がんといいます。
進行胃がんは、がんが粘膜下層よりも深く、固有筋層にまで入り込んでいるものです。
早期の胃がんは病変のある範囲が浅いこともあって、進行胃がんのように深い陥没をつくらず、浅い陥没をつくるのが大部分です。
一般にいわれているのが、早期の胃がんの進行は遅く、10年以上ほとんどそのままの形でとどまっていることもあります。
がんがちゆしたかどうかの判断は5年生存率です。
普通手術後5年が経過して再発をしなければそのがんはなおったと考えられています。