胃がんの症状について

胃がんの症状について

日本では胃がんのかかる割合がアメリカより高率ですが、日系人では日本と米国白人の中間のがんにかかることをを示すことが多くみられます。

これは食生活の変化をはじめとする生活環境の変化によるところが主な原因です。

胃がんの発生が生活習慣や環境要因と関係していることを示しています。


胃がんはいまだに日本で一番多いがんです。

しかし胃がんの死亡率は、大幅に減少してきています。

要因としては、生活水準の向上や冷蔵庫の普及による食生活の変化があげられます。


戦後の食生活の欧米化と冷蔵庫の普及により塩漬け食品を食べなくなったり、高血圧対策としての減塩の勧めなどの健康教育が、食塩摂取量の減少につながり、結果的に胃がんの減少につながったと考えられます。

一面ではいいように見えますが、大切なのはバランスです。


最近では、ヘリコバクターピロリなどの細菌感染が注目されていますが、この菌自体には発がん性はありません。

感染することにより慢性萎縮性胃炎を引き起こし、がん化に関与していると見られています。


緑茶、ビタミンC、ベータカロチンを含む緑黄色野菜の摂取は慢性萎縮性胃炎を予防する効果があることがわかってきています。


胃がんの症状で最も多いのが上腹部痛です。

胃部の膨満感および不快感、食欲不振、悪心、嘔吐、げっぷ、胸やけ、背部痛、口臭などがありますが、こうした症状は胃がんに特有の症状ではありません。

吐血や下血をみることもありますが、これは潰瘍などによってもおこります。

進行すると、体重減少、貧血、嚥下困難、疲労感などが現れます。

胃がんの場合、特有の症状はなく、早期胃がんの半数は症状がありません。

ですから定期的に胃がん検診を受け、早期発見につとめることが大切です。


このエントリをはてなブックマークに登録  このエントリをlivedoorクリップに登録  この記事をPOOKMARKに登録する  newsing it!

 

前の記事:便秘解消に役立つ食べ物
次の記事:便秘と痔