胃とストレスの関係

胃とストレスの関係

胃の調子の悪さや不快感を感じて消化器内科を受診し、内視鏡検査をしたところ、診断結果は「粘膜などは異常なし」と診察される。

こういった症状を、 NUD : Non-Ulcer Dyspepsia 呼んでいます。


潰瘍のない消化不良症という意味です。


肉体的・精神的なストレスがたまると、胃のぜん動運動が弱まったり、胃液や粘液の分泌量に異変があらわれたりすることがあります。

潰瘍もないのに胃もたれ、膨満感、むかつき、胸焼けといった症状があらわれます。


胃の働きは、自律神経の影響を大きく受けています。

自律神経は、内臓、血管、ホルモン、神経、免疫力などのはたらきをコントロールし、 体内の環境を整える神経。緊張するとはたらく交感神経と、リラックス時にはたらく副交感神経に分かれています。

コンピュータの「オン」と「オフ」のスイッチのようなもので、この二つは交互にはたらき、バランスを保っています。


ところが、ストレス状態が続くと交感神経もしくは副交感神経のどちらか一方だけが過剰にはたらいている状態になるため、ついにはスイッチが壊れてしまう。

その結果として、胃にも深刻なダメージが与えられます。


胃とストレスには密接な関係があります。



このエントリをはてなブックマークに登録  このエントリをlivedoorクリップに登録  この記事をPOOKMARKに登録する  newsing it!

 

前の記事:胃腸薬の種類
次の記事:胃薬の使用法