胃神経症

胃神経症とは

内臓の中で、心臓と胃は、最も気分に影響されやすい臓器といわれています。悲しいと食欲がなくなり、怒ると味がまずくなります。ですから家庭内のごたごた、さまざまな不安や恐怖、不満、自信喪失、対人関係のいざこざなどの原因があれば、胃に不快な症状があらわれてきます。それが感情の影響のように一時的でなく、がんこにつづくのが胃神経症です。

胃神経症のなかでも神経性食欲不振症では、食欲がまったくなくなり、放置しておくと餓死さえしかねなない状態になりますが、普通の場合、さまざまの胃症状がでます。ただし、胃神経症と診断がくだされるまでに、胃炎、潰瘍、がんその他、胃の病変がないことが精密検査で確かめられていなければなりません。

ノイローゼということで、精神安定剤と胃散ですませているうちに、本当の胃病が進行するようなことでは困りますね。まずは精神的、肉体的ストレスを追放することです。そのためには過労を避け、バランスのとれた食事をとって、こころの緊張をときほぐすように心がけましょう。

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