胃がんの治療法

胃がんの治療法

胃がんの治療は、がんの進行具合によって治療方法も異なってきます。それはがんの大きさというよりも、がんがどの深さまで進行しているかで決まってきます。

胃がんで、がんが粘膜内にとどまっている場合

がんの治療法を決められる場合もっとも大切なことは、胃の周囲のリンパ腺に転移の可能性があるかどうかによります。

リンパ腺という組織は、胃のまわりを取り囲んでいて、ウイルス、細菌、がん細胞などの外敵と戦うリンパ球という細胞が集まっています。がんが胃からでて転移を始めてしまうと、まずこのリンパ球と戦うことになります。

このリンパ腺に転移がある場合、せっかく手術で胃を切除しても、リンパ腺にがんがとり残されることになります。

がんが粘膜内にとどまっている場合は、リンパ腺への転移はほとんどありません。ですから病変が小さい場合は、胃カメラを使って切除することも可能になります。また胃を切除する場合でも、小範囲の手術で十分となります。

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