胃がんは日本では減少？

胃がんは日本では減少？

一般に普及した減塩傾向などで、日本では、胃がんの発生も減少傾向ですが、いまだに年間５万人も死亡するがんです。

１９９３年までは胃がんは、がんの死因のトップに君臨していました。これからはさらに減少していくと言われています。

それは、胃がんの検診で、早期の胃がんが発見されるようになったからとも考えられます。もちろん診断技術の進歩や治療技術の進歩も、これに貢献をしています。

早期の胃がんなら手術によって、ほとんどなおってしまいます。

胃がんの減少は、日本人の食生活も大いに関係しています。塩分を多く取る地域に胃がん患者が多いということは、疫学的な調査でもわかっています。

日本人の食卓には、梅干、味噌汁、漬物など塩分を含んだものが日常ならんでいました。最近では、食生活の欧米化とともに、高血圧予防のための減塩傾向が、世間に広がったために、胃がんの発生そのものが減少傾向になっていると考えられます。ただし、まだ年間５万人近くの人が胃がんでなくなっています。


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