胃潰瘍・十二指腸潰瘍はどんな病気?

胃潰瘍・十二指腸潰瘍はどんな病気?

胃潰瘍、十二指腸潰瘍は、胃酸とペプシンによって自分の胃・十二指腸粘膜を消化し、ただれたり、くずれたりした状態をいいます。ただしこれは潰瘍形成の最終段階で、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因が胃酸とペプシンだけというわけではありません。それは、胃酸とペプシンのは胃液の成分で、胃潰瘍、十二指腸潰瘍のない人に共通に存在をするからです。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因については、以前からいろいろな説がありますが、現在では、ひとつの原因によっておこるのではなく、複数の原因がからみあっておこるものと考えられています。複数の原因は、攻撃因子(たばこ、胃酸、アルコール、食物、胆汁、消炎鎮痛剤、ピロリ菌、ストレスなど)と、防御因子(粘膜の抵抗性、粘膜の血流、粘液)の二つに分けて考えられています。

この攻撃因子と防御因子は、通常は、防御因子が優位ですが、攻撃因子が優位になった場合では、胃潰瘍、十二指腸潰瘍ができるという考えです。

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