食道アカラシアについて

食道アカラシアについて

食道アカラシアというのは、難治の病気のひとつになります。食道の食べ物を運ぶ蠕動運動が消失して、胃の噴門がうまく開口しないために嚥下障害が発症します。

食道アカラシアが進行すると嘔吐や体重減少などがでてきます。病気の兆候がでてくるのが10歳代からで、それから、発病し徐々に進行しますが、初期のころでは、嚥下障害は間欠的です。

食道アカラシアにかかってしまうと、人前で食事をとる場合には、嚥下障害が悪くなってしまうので、食事指導や生活指導を受けるようにししましょう。

薬物治療として、食道アカラシアでは、一過性に噴門の緊張を低下させる薬剤を食事前に服用します。また、噴門をバルーンなどで強制的に拡張する治療法も広く用いられています。

こうした治療法は、いずれもある程度の効果が期待できますが、それでもあまり効果のない場合は、外科的治療が行われることがあります。



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