大腸がんの予防と原因

大腸がんは、今日本で急増しているがんです。予防は低脂肪、高線維の食事を基本とします。罹患者は、男性で胃がんについで第二位、女性ではトップになります。

大腸がんは、結腸がんと直腸がんに大きくわけられます。最近は、S状結腸に発生するケースが多くなっています。

直腸がんは、全大腸の10パーセントにあたる15センチ前後の長さの直腸にできるがんですが、発生の割合は全大腸がんの40パーセント近くをしめることから、直腸にはがんができやすいといえます。

大腸がんは、結膜に発生し、大腸壁を徐々におかしていきます。がんが粘膜、粘膜下層にとどまっている状態のものを早期がん、さらに深くひろがったものを進行がんと呼んでいます。

大腸がんのおもな自覚症状は、血便、便秘や下痢などの便通異常、腹痛です。早期がんはほとんどの場合無症状ですが、出血に気づいて検査し、早期がんが見つかるケースも少なくありません。


原因 食べ物が要因の一つとしてあげられ、発がん物質が大腸の粘膜細胞を刺激し、がんが発生すると考えられています。

食生活の欧米化が大腸がん急増の背景にあるとされています。おもに次の二つのことが関与しているといわれています。

動物性脂肪のとりすぎ、食物繊維の不足です。

動物性脂肪を多くとると、消化吸収するために多くの胆汁酸が分泌され、その代謝産物から発がん物質ができると考えられています。

食物繊維は消化吸収されないため、大腸の内容の量を増やして発がん物質の刺激を弱めたり、便の大腸通過時間を速めて便秘にならないようにする働きがあります。

結果的に、発がん物質が大腸粘膜に接触する時間が短くなり、また食物繊維そのものが腸内細菌に変化を与え、発がん物質ができるのをおさえることで、がんの発生を抑制するといわれています

このエントリをはてなブックマークに登録  このエントリをlivedoorクリップに登録  この記事をPOOKMARKに登録する  newsing it!

 

前の記事:食道がんの予防
次の記事:胃がんの危険率